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2018.11.08
部活

【カードでかえる】ふるさと納税は地域の教科書

<2017年かえる組>

富士吉田市ふるさと納税と連携し、返礼品になっている商品やその生産者の魅力を伝えるギフトカードを制作しました。高校生が返礼品を生産する事業者を取材し、それぞれの想いや向き合う姿をカードに落とし込み、返礼品と共に納税者の方々の手に届ける。商品だけでなく、気持ちを届け、富士吉田市の空気を感じてもらうためのカードに仕上げました。デザインの監修には、県内のデザイナーに協力をいただき、質の高いものとなりました。


<協力団体>鐘山苑・有限会社舟久保織物・ミノルフラワー・山口養鱒場・MAGIC PRINT・BEEK DESIGN

ステップ0 

はじまる

豊富な資源、地場産業を持つ富士吉田市のふるさと納税は、県内トップの納税額を誇っています。しかし、そんな中でも市の担当者はいくつかの不安を抱えていました。

「富士吉田市に興味関心を持って納税してもらえているのだろうか。」

「自治体間の特産品合戦に巻き込まれてはいないか。」

「ふるさと納税を通じて富士吉田市のファンになってもらえているのだろうか。」

こういった担当者の不安を耳にしたことからプロジェクトははじまりました。高校生の視点や力を活かして、こういった不安を解消する一端を担うのが今回のプロジェクト「“地域の想いを添える“ギフトカード制作」なのです。

 

ステップ1 

しる

まずは、大人でも難しいふるさと納税の仕組みを知ることからはじまりました。市の担当者の方に制度の仕組み、富士吉田市ふるさと納税の現状、課題を話してもらい、徐々に全体像が見えてきました。そして、ギフトカードづくりに必要なスキルである「写真の撮り方」「伝わるデザイン」「インタビューの仕方」も、このステップで学びました。

 

ステップ2 

しらべる

ふるさと納税の全体像が見えたところで、今度は富士吉田市の返礼品を生産している事業者について調べていきました。どんな会社がどんな商品を生産し、返礼品として出しているのか。調べた事業者の中から、各チームが興味を持った事業者4社を選び、今回のギフトカードづくりの対象事業者としました。

 

ステップ3 

やってみる

さぁ、いよいよ実践です。4チームそれぞれに事前の見学日と取材日を決め、カードづくりのためのインタビューを実施しました。これまでに学んだインタビューの仕方や写真の撮り方を試してみる日です。事前に準備した取材メモシートにびっしり書かれた質問を次から次へと投げかけていきます。勢いのあまり、思ったよりも早くネタが尽きてしまった!そこからがインタビューの本番。はじめて会う大人と、ぎこちないながらにもコミュニケーションを取りながら、事前に考えてきた質問だけでは見られなかった事業者さんの表情がここではじめて見えてきました。そういったシーンもすかさず撮影する写真係。やってみると、想定してなかったこと、想定通りにいくこと、いろいろと発見があります。

 

ステップ4 

せいりする

約2時間のインタビューで得たたくさんの情報。実際には、情報という言葉ではまとめられない、たくさんの想いや時間が詰まった事業者さんの言葉たちが、質問の数以上にメモシートにまたびっしりと書き込まれていました。今度は、インタビューを通して自分たちが感じたその人の一番大事なこと、大切にしていることを探しあて、それを軸にしてたくさんの言葉たちを整理整頓していきます。どんなカードにするかを想像しながら、インタビューした方の表情などを思い返して言葉を当てはめていくと自然とまとまっていく、そんなチームもあれば、膨大な情報量に苦戦するチームもある。

 

ステップ5

かたちにする

4チームがそれぞれに整理整頓した事業者さんたちの想い、今度はそれをギフトカードとしてどう伝えるかを考えていきます。キャッチコピーは何が良いかな。表紙の写真はどんな表情のものが良いかな。裏面に入れるのは商品の写真か、作業する姿か。整理する中で探しあてたその方の魅力や軸がブレないように、素材を選んでいきます。ありのまま、ではなくて自分たちだから伝えられる部分を大切に、形にしていきました。

 

ステップ6 

つたえる

完成したギフトカードは、各300枚を印刷し返礼品の中に同封していただきました。どんな人の手に届いたのか、そのすべてを確かめることはできませんでしたが、同じく同封されていたアンケートの返信から、カードを受け取った方の声を直接知ることもできました。「ただ商品を受け取るだけじゃ分からない、温かいものを感じました。」このプロジェクトの目的の一端が果たせた気がしました。

 

ステップ7 

ふりかえる

ふるさと納税の制度を知り、地域を調べることからはじめ、自分たちがこの街の魅力的な商品や生産者さんを伝える媒体をつくる。ゼロからのスタートでしたが、とても良いものができました。「地元にこんなに良いものがたくさんあることを知らなかった。」「事業者さんが喜んでくれた笑顔が嬉しかった。」高校生たちから出てきた振り返りはさまざまでしたが、実際に形して届けることができるこのプロジェクトだからこそ、得られるものがあったことと思います。

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