浮き輪

かえる舎の斎藤です。6月で富士吉田市に移住して12年が経ちました。干支が一回りして、ウェストは二回り大きくなりました。have been most聞かれた質問は「どうして富士吉田に来たの?」 ▼ 最初から積極的に地方を選んだわけではありませんでした。12年前。新卒。就活。どうしよう。大都会のビル群の中で働く自分が、どうしても想像できませんでした。当時の私は、「合理性」や「競争」が重視される場所では、自分が消えてしまうような気がしていました。受験や就職活動は、本来、勝ち負けや優劣を決めるためではなく、新しい自分に出会ったり、社会とどう向き合いたいかを考える機会だと思っていました。でも、どこか息苦しくて。みんなが走っているスピードについていけない自分がいました。▼ それで、勝つことよりも、それぞれの個性を認め合えること。競争することよりも、やさしく、自分らしくいられること。そんな場所に身を置きたいと思いました。そんな社会をつくる挑戦がしたいと思いました。▼ 今、かえる舎に関わる生徒たちが、「ここだと自分らしくいられる」と言ってくれる時、めっちゃ嬉しいです。きっと12年前、自分自身がそういう場所を探していたのだと思います。▼ 私にとって富士吉田は、ただの移住先ではありません。沈みそうになっていた私に浮き輪を投げてくれて、引き上げてくれた場所です。今ではお腹にたっぷり浮き輪をつけていますが、バタバタもがきながらフガフガと息ができるのは、たくさんの人たちの支えのおかげ。ゆっくりかもしれませんが、みんなと一緒に、深呼吸しながら、引き続きよろしくお願いします🛟