概要
富士吉田市の地場産業は織物です。中でも伝統ある「ほぐし織り」という技術があります。本事業は下吉田第一小学校の3年生が、地元の伝統産業を学び、活用し、町の書店の紙袋に地域の良さが伝わる絵をプリントするという取り組みです。
授業詳細
富士吉田市立下吉田第一小学校(2021年度) 3年生 10名
総合的な学習の時間 3時間程(職場見学&シルクスクリーン体験)
ステップ
① 職場見学
富士吉田の織物工場にて伝統技術「ほぐし織り」を学ぶ。
※ほぐし織りとは、糸に柄をつけてから織ることで、柔らかい風合いの生地に仕上がる織り方を指す。また、柄をつける作業を特に「絵付け」という。
② 体験
シルクスクリーン体験をする。
シルクスクリーンとは、メッシュ状の版を使いプリントする手法を指し、自由な図柄を印刷できることから、Tシャツやバック等のプリントに用いられる。今回は、児童が描いた図柄でシルクスクリーンの版を作成し、簡易的に絵付けの体験を行った。
③ 届ける
児童達がシルクスクリーンプリントを施したのは近隣書店の紙袋。
地域のお店で実際に使ってもらう紙袋に、地元の小学生が、伝統技術を援用した手法でプリントをすることで多くの人の手に渡る機会が生まれる。児童達の取り組みや、地域の伝統的な技術が届くことを願う。
活動写真
連携団体
【職場見学先】
舟久保織物
【紙袋提供】
一品堂書店
卓示書店