学校の周りは梨農園
毎日通う地域の特徴
さらに活かすためには

地域探究 / アイディア発想

1.概要

2022年度の鹿沼東高校の総合的な探究の時間では、「菊沢地区の梨農家の魅力化」をテーマに活動スタート。鹿沼東高は菊沢地区に立地し、周辺には多くの果樹園が広がっている。中でも2022年度は近隣の梨農園の皆様にご協力いただき、地域の農業の現状を学び、何ができるかを提案する探究学習を行った。

2.対象

鹿沼東高1年 200名

3.ステップ

① 情報収集・整理分析
鹿沼市のことや、菊沢地区のことを鹿沼市役所の担当者から紹介していただいた。地域外から通っている生徒も多いため、知らないことが多かった様子。また、いただいたパンフレットやWeb媒体などで情報を集め、鹿沼市全体の1次産業の特徴や、梨を名産としている他地域の取組などを調査した。

② 課題設定
秋にクラスごとでフィールドワークを実施。5軒の梨農家の皆様にご協力いただき、受け入れていただいた。フィールドワーク時は「にっこり」という品種の時期で、生産、販売の話、購買者の様子などを教えてもらった。貴重な梨農園見学になった。

鹿沼の特産品でもある梨「にっこり」
初めての梨園に興味津々
農家さんの声を聞き、できることを考える

③ 提案作成
見学を経て、「直売所のPR」「剪定や収穫の大変さ」「落ちてしまう梨」など教えてもらった課題をもとに、何ができるか検討していった。他地域の事例を調査しながら、自分たちでできることは何かを中心に考えていった。

クラスで見学内容をふりかえり
グループごとに課題を設定し話し合う

④ 発表
検討した内容をまとめて発表会を行った。梨を生かした商品開発や、小学校の家庭科での梨教育の実践、梨ボランティア隊の結成などのアイディアが見られた。毎日、通学する地域の景色が少し鮮明に見えるようになってくれていたら嬉しい。

アイディア発表会、クラスメイトとブラッシュアップ
学年全体での発表会にはお世話になった菊沢地区の方々も招待

4.連携団体

● 講演
鹿沼市役所 営業戦略課
菊沢コミュニティセンター

● フィールドワーク受け入れ協力
菊沢地区フルーツロード実行委員会
宇賀神果樹園
大塚果樹園
大山梨園
黒川果樹園
松島園

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