もふもふふわふわ
高校生から次の世代に
織物の端材活用ワークショップ

地場産業を伝えるプロジェクト

富士吉田市の伝統産業である織物をテーマに、高校生たちで何かできないかと工場見学に行った時でした。
「え、これ捨てちゃうの?もったいない!鬼かわいい!」
見学中に生徒からふとこぼれた声。高校生らしい声。(鬼って何?)
見つけたのはきらきらでふわふわした「みみ」と呼ばれる端材でした。
そのかわいいを起点に、みんなが決めたのは「自分たちの次の世代が織物に親しめる何か」をすることでした。
地域の織物業の方々からアドバイスをもらいながら、「もふもふなみみを使ったブレスレットを作るワークショップだ!絶対鬼かわいい!」と企画が決まりました。(だから鬼って何?)
ワークショップの場としてイベント出店も決まりました。
1ヶ月毎日、仲間と準備を進めました。端材をもらい集め、それをひたすらほどき、同級生たちにワークショップを試し、うまく伝わらずつまずいたり、奇声をあげたりしながらも、いよいよイベント当日を迎えました。イベントでは200人以上の方が体験してくれました。
体験は小さい子でも10分程度でできます。
もふもふが何かを説明したり、この地域は実は織物が盛んだよと話しながら作っているとあっとういう間でした。
体験してくれたちびっ子が「かわいい!」とはしゃいでくれる声や、会場にもふもふのブレスレットをした子が歩いている姿を見て、生徒たちも嬉しそう。
地域を手渡して継承していく、そんな暖かい瞬間でした。

裏話など詳しくはコラムページ「私たちが初代かえる組!」をご覧ください!