舎長日記 008

太陽の塔。岡本太郎が大阪万博の時に制作した建造物で、50年以上経った今でも不思議な魅力と存在感を誇っています。しかし、当時は革新的でありながら人類の根本を問うような太陽の塔には、懐疑的な声も多かったそうです。そんな声を跳ね返すように制作に取り組んだのは30歳前後のいわゆる若手たちでした。設計担当はまだ20代。関係者は「リスクをとって、まだないものを作り出そうとする冒険心や、失敗覚悟で若い才能に賭ける心意気の象徴が太陽の塔だった」と言います。なんてかっこいいんだ…!若いみんなが苦労しながら作り上げていった過程が、テーマである「生きる喜び」を表現しているのかもしれません。

かえる舎も、学校、地域、みんなで地域の未来という「形ではない価値」を作っています。同じ希望のもとに、まだないものを作り出そうとするエネルギーはいつの時代も変わりません。

EDIT

かえる舎代表。お笑いと川とラーメンが好き。太陽の塔はクレヨンしんちゃんで知った。

EDIT

野良 颯美

野良イラストレーター。太陽の塔は20世紀少年で知った。