舎長日記 026

谷川俊太郎展に行きました。どこかで読んだ、聞いたことある詩ばかりで、感動。90歳を超え、未だ現役。すごすぎます。
 
「物語の多さが人生の豊かさ」とラジオで聞きました。巻き戻したいくらいの共感でした。大変で苦労した経験が、物語としての厚みを生み、誰かの支えになれることもある。また、「人は食べ物で体の栄養を、物語で心の栄養を摂っている」とも。本当にそう。
  
かえる舎は地域の物語を繋ぐ仕事だと思います。先人が編んできた物語の続きを次世代にパスしていくような瞬間ばかり。どんな物語を書いていってくれるか、まったくわかりません。それがすごい楽しみ。
  
一度の人生だから、せっかくだから、世の中をよくしたいと思っています。生きているということ。地域で生きているということ。それは街の温かさ。それは紡がれてきた歴史文化。それは未来の子どもたち。生きているということ。